会の名称 平群史蹟を守る会は昭和45年4月4日、国史跡となった烏土塚(うどづか)古墳の保存問題など、平群町で文化財の保存意識の高揚に伴って当時の奥田武二教育長の肝いりで平群の史蹟を守り、後世に伝えていくことを趣旨として発足しました。 会の名称に[町]の文字を入れなかったのは、当時まだ村から町になったばかりの平群町が、将来[市]に昇格する可能性も考えてのことで、平群町が発展していくことを含んで命名されました。 活 動 毎月第二日曜日を中心に例会(研修会)を実施しています。 ・3月に総会を実施して事業方針を決定。 ・7月、12月には町内主要古墳の草刈り整備活動。 ・8月には会員外への文化財保護意識を高める目的で公開講演会を開催。 ・その他の月には文化財研修として町内外へ見学に回っています。 ・会員の交流、意見交換、研究発表の場として機関誌『烏兔』を発行。 |
会 則 | |
名 称 | 本会は、平群史蹟を守る会という。 |
事務局 | 本会の事務局は、平群町教育委員会内におく。 |
目 的 | 平群町内にある史跡等を調査し、保存する。また、その啓蒙普及にあたる。 |
活動方針 | 目的を達成するため原則として次のことを行う。 |
@ 平群町内の史跡などを調査・研究し、保存につとめる活動を行うため、毎月1回例会を開く。 | |
A 夏・冬2回の遺跡整備(草刈り・案内板設置等)を実施する。 | |
B 調査成果を少なくとも年1回、会員外の人たちにも発表する場をもつ。 | |
C 会員間の親睦を図るため、機関誌『烏兔』を発行する。 | |
D 会の活動・運営等の方針は、総会の決議を以って成立する。 | |
会 員 | @ 本会の趣旨に賛同するものを会員とする。 |
A 入会申込書の提出を以って会員とする。 | |
B 満年齢80歳以上の会員が希望すれば、会費10年分を前納して「生涯会員」になれる。 | |
組 織 | @ 本会は、会員を以て組織する。 |
A 本会に次の部を設け、必要に応じて部員を置く。 | |
(イ)企画部 (ロ)文化部 (ハ)編集部 (ニ)会計部 | |
B 本会の役員は次のとおりとし、会員の互選により選出する。 | |
会長 1名 副会長 若干名 部長 若干名 幹事 若干名 会計監査 2名 | |
C 会長の任期は2年とし、連続して2期までとする。(再任はさまたげない) | |
D 役員の任期は、1年とする。(再任はさまたげない) | |
E 本会は、顧問を委嘱することが出来る。 | |
会 計 | @ 本会は、会費.補助金.寄付金等の収入により運営する。 |
A 毎年定時に決算を行い、会員に報告する。 | |
B 会費〔会員1軒〕は月額250円とし、年額を前納とする。 | |
C 年度途中の退会の場合、会費の返納は行わない。 | |
D 例会当日のみ参加の臨時会員は、一日会費500円(資料・保険料)とし、拝観料等実費は別負担とする。 | |
役員会 | @ この規約に定めるものの他、必要事項は役員会で決める。 |
A 役員会は適時行う。 | |
付 則 | @ 昭和46年8月12日制定。 |
A 本会則は昭和49年1月1日より実施する。但し会費については昭和48年8月12日よりとする。 | |
B 昭和50年8月10日一部改正。 | |
C 昭和59年4月8日一部改正。 | |
D 昭和61年4月13日一部改正。 | |
E 昭和63年3月13日一部改正。 | |
F 平成3年3月10日一部改正。 | |
G 平成11年3月14日一部改正。 | |
H 平成17年3月20日一部改正。 | |
I 平成21年3月15日字句修正。 | |
J 平成22年3月13日 会費改正。(月額250円、当日会員500円に) | |
K 平成22年3月14日 機関誌『烏兔』発行回数、年数回を削除。 | |
本会則は平成23年3月13日より実施する。 | |
但し年会費については平成24年度(2012年4月〜)から実施する。 | |
L 平成26年3月16日一部改正。入会費の廃止。 |
会 章 会の発足から10年近くを経過した昭和53年の秋に、会員各氏より会の記章がほしいとの希望があり、後述する機関誌の『烏兔』の名前の由来より3つのデザイン[案]が宮島秀夫会員(故人)によって作成され烏兔19号に会章案として掲載、これを見た会員の投票により現行案が採用されました。 このデザインに史蹟を守る会の[史]の文字を組み合わせています。 こうして昭和54年の4月総会で採択され、近年会員名簿の表紙を飾っている平群史蹟を守る会の会章は生まれました。 そして大小の会旗とバッヂを作成、大旗は夏季講演会の演台を飾り、小旗は毎月の例会において企画担当役員が会員の誘導にかざしています。 バッヂは500個制作され、当初は希望者に販売し、その後は新入会員に入会金の一部として渡しています。(バッジ在庫切れにともない平成26年度から廃止) 機関誌「烏兔」(うど)の意味 機関誌『烏兔』は昭和48年1月に創刊号が刊行され、以来45年を重ねて平成30年度末で97号を刊行するに至っています。 この一風変わった雑誌名は、会の顧問として活躍された塚信一先生(故人)が名付け親で、会の発足の契機となり保存・整備が進められることとなった国指定史跡:烏土塚古墳の「ウド」と中国の古い宇宙観である「太陽に三足の烏が、月にウサギとガマ(蝦蟇)が住み、これらは天上の霊鳥と霊獣で天地の間を飛び交うとされる。ここから烏兔とも金烏玉兔とも呼ばれ、天上界を表す言葉となっている。」との逸話から両者を併せたものです。 このように、宇宙レベルでの広がりを持つ、すばらしい機関誌名がつけられています。 会活動の今後に向けて 昭和45年4月4日、平群の史蹟を守り、後世に伝えていくことを趣旨として発足した「平群史蹟を守る会」の活動も歴史を積み重ね、令和5年3月18日に53回目の総会を迎えました。 これからも会設立の趣旨を大切にして、過去・現在・未来と、着実に歩みを続けていきたいと思います。 |